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弁護士が何年目なのか簡単に調べる方法・・・091005
(この弁護士って、何年目なんだろう?)
弁護士に相談する際、このようなことを考えている方がいらっしゃるでしょう。
私自身、相談後に
「何年くらい弁護士さんとしてやってるんですか?」と聞かれることが多いです。
私の場合、若く見られがちのため、なおさら、この質問を受けることが多いようです。
私が弁護士になったのは平成13年10月。
お客様が、弁護士の登録年数を気にするのは、単純に働いた年数が経験値だと考えているからでしょう。
もちろん、長く働いていれば、それだけ経験は増えます。
しかし、大事なことは、ニーズに応えられる能力があるかどうかです。
相談している事件と同じような事件を扱った経験があるか、それが経験値になって対応できる力になっているかこそが重要でしょう。
どのような弁護士でも、働いた期間が長くても、全く扱ったことがない類の事件もあるはずです。
扱ったことがない事件でも、熱心に対応することで、他の弁護士より良い結果になることもあると思います。
そもそも、事件自体が珍しいもので、ほとんどの弁護士が扱った経験がない種類のものかもしれません。
自分の事件がどのようなものなのか、相談している弁護士がどのような経験を持っているのか、どの程度の熱意があるのか、
これらの視点を組み合わせることで良い解決ができるのではないでしょうか。
したがって、私個人としては、弁護士の登録年数は、それほど気にすべきことではないと考えています。
とはいえ、やはり弁護士としての活動年数を知りたいという方には、一応、知る方法があります。
日弁連では、ひまわりサーチ等の弁護士検索システムを準備しているので、ここで、一応の検索ができ「登録年」の確認が可能です。
「一応」と言ったのは、ここで出てくる、「登録年」という項目を表示させるかどうかは、弁護士個人の自由だから、です。
表示させるよう選択している弁護士であれば、地域を選び氏名を入力することで、登録年が確認できます。
では、登録年を表示させていない弁護士については、どうすれば良いのでしょうか?
表示させないようにしている弁護士でも、「登録番号」だけは表示されるはずです。
この登録番号は、日弁連に登録した順、すなわち弁護士になった順で付けられる番号です。
私の場合「28708」です。私と同期の弁護士はこの近辺の数字になっています。
もし、調べたい弁護士の登録年が表示されない場合には、何人か他の弁護士を調べてみて、登録番号が近い弁護士の登録年を調べることで、およその登録時期を推測することが可能です。
「この弁護士の登録年数を簡単に知りたい!」という方は是非試してみて下さい。