コラム
コラム・チーム万葉の栄光
16 「走り続けろ」・・・061210
M弁護士・・・キャプテン
D弁護士・・・最強のエース
N弁護士・・・巻き込まれた
ついに4人メンバーが揃ったチーム万葉。
レースが近づいてくると、雨が止みました。
そういえば、私の高校時代、何度か雨の中、短距離のレースに出たことがありましたが、私の出番になると雨が止むことが多かったです。
これは晴れ男なのでしょうか?でも晴れ男なら、最初から晴れますよね。
それならば、私は、雨のちギリギリ曇り男。
レース直前だというのに、頭をよぎるのはくだらない事ばかり。
でも、雨が止んで良かったです。
どうやら、この駅伝、結構でかい大会らしく、人がいっぱいです。
1区を走るのは、最強エースのD弁護士。
ポジション取りもバッチリです。
後から写真をみると、仮装賞を狙った「セーラー服と機関銃」チームのすぐ後ろにいました。
さすがレース経験豊富。
そして、レースが始まりました。
1区は10キロ。私にとっては未知の世界です。
こんな区を担当させられたら、仮病使います。
しかし、レース慣れしているD弁護士は5キロ通過地点でも余裕の表情でした。
1区は、ライバルである横浜の事務所よりも圧倒的に速かったようです。
そして、2区の巻き込まれた系N弁護士。
予想タイムより大幅に速く走ってきました。
さすが、真面目で謙虚なキャラです。
そして3区。ついに私の出番。
頼むぜ相棒!
N弁護士からタスキを受け取り、走り始める私。100メートル走の経験を活かしてスタートダッシュです。
前半とばしてとばして、とばしすぎました。
明らかにオーバーペース。
基本的に押さえるということを知らないため、後半バテバテです。
しかも、レース後半にきつい登り坂。
なんでこんな事してんだろう。
はやく終わってくれ。
終わらないなら、この駅伝の事をネタにしてやる!
などと考えなら走っていました。
そうして、このシリーズはこんなに長期化してしまったのです。
長距離って本当に疲れますね。
もう2度とやるかー、と思いました。
でも、タスキリレーって結構楽しいもので、4区のキャプテンM弁護士が
中継地点に見えたときは心からうれしく思いました。
タスキを渡して「ファイト!」と声をかけ、崩れ落ちました。
M弁護士もきっちり走り、素人とノリ集団の割には良いレースができました。何しろ目標がスタート地点に立つことでしたから。
ゴールの頃になると、他のチームがどうなっているのか全く分かりませんでしたが、とりあえず横浜の事務所には勝ったらしい。
10年分の運動不足は解消したに違いありません。
また、大したオチもなく、1ヶ月もこの駅伝ネタを引っ張ってしまいました。ネタ不足も解消されましたね。
レースを振り返ると、もうちょっと頑張れたんじゃないかなーと思います。
若くない発想だけど、10代の頃はもっとガッツがあった。
バテテからも勝負ができた。
そう考えると、ちょっと悔しく、もっと上に行きたいという向上心が芽生えてきました。
今回のレースはこれで終わり。
これからも走り続けるのか分かりません(とりあえず久しく走っていません!)。
レース終了後、メンバーの誰かが、「来年はチーム万葉AチームとBチームを作ろう」などと言っていたような気もしますが、聞こえなかったことにしましょう。
(試験の合格は、ゴールに見えて、スタートです。
合格後も勉強は続きますし、法曹になってからも、一生続いていくでしょう。
一つの区切りではあります。達成感に酔うのも良いでしょう。
でも、それは、また新たな試練の始まりなのだと頭に入れておきましょう。