取扱業務
消費者問題、悪質商法
配当商法
過去に、ポンジー事件という詐欺事件がありました。
非常に多くの人から出資金を集め続けた詐欺事件です。高配当を維持するためには、自転車操業のように次から次へと出資者を集めなければなりませんでした。
もともとポンジーが出資を受けたのは、国際郵便返信用クーポンに為替レートを絡めて儲けるという話でした。しかし、実際に、その作業をしたのは最初のわずかな金額だけだったそうです。
この事件では、実際に配当を始めたところ、どんどんとお金が転がり込んでくるようになったとか。
目先の実績にだまされるな、ということです。
ただ単に高配当、というだけではなく、高配当ができる理由を確認しないといけません。
高配当できるということは、それなりのことをしていないと、配当し続けられなくなりますよね。
そうだとすると、単純に、後から出資してきた人のお金を配当に回しているだけの、その場しのぎの配当である可能性が高いということ。
「ポンジー流の手口は一言でいえば、
先に出資した者への報酬を常に後から参加者の出資金でまかなう
というインチキ・システムである。」
何らかのものに出資させて多額のお金を集めるという事件は、なくなりません。
うわべが変わっただけの事件。
エル・アンド・ジー事件 | 円天という架空のお金 |
エフ・エー・シー事件 | FXで高配当 →運用実態がないとの報道が後日されています。 |
ワールド・オーシャン・ファーム事件 | エビの養殖をする投資ファンド →勧誘時に説明されたような養殖場の実態がないとの報道が後日されています。 |
岡本倶楽部 | 温泉旅館に泊まれる権利として一部配当、も似たような仕組みです。 |
その場しのぎの配当は、罠です。
目先の実績にだまされるな。
仕組みが詐欺であれば、業者の責任を追及できます。ただし、現実的にお金を取り戻すためには、業者が逃げたり、倒産する前に動く必要があります。早めに相談して下さい。