
事例紹介
自己破産ケース紹介
秦野市の自己破産事例
50代 / 男性 / パート
借入の理由:生活費、結婚費用
秦野市にお住まいの50代男性のケースです。
安定を求めて正社員に転職したものの、業績悪化によりリストラ退職。その後はパートでの再就職となり、収入は不安定に。生活費の不足を補うため、借入を続けてしまいました。親からの援助を受けた時期もありましたが限界を迎え、銀行など8社に対し、総額520万円の借金でご相談に来られました。
この記事は、
- 個人再生か自己破産かを迷っている人
- 秦野市内で自己破産を検討している
という人に役立つ内容です。
転職により収入減
過去、10年以上派遣社員として働いていました。
手取り月収は24万円ほどありましたが、長期的に考えると派遣社員よりも正社員のほうがいいだろうと考え、正社員の仕事に転職しました。
しかし、月収としては20万円ほどに下がり、日々の生活費が不足するようになったため、銀行等から少額の借入をするようになりました。
転職で手取り収入が減るということは少なくありません。
派遣社員から正社員に転職しても、収入が上がるとは限りません。
当時のシステムでは、正社員になることで社会保険料等の控除が増え、手取り月収が減ってしまったという事情があります。
他にも、もともとは支払義務がある住民税の特別徴収によって手取り収入が減ることで借金を背負うということも聞きます。
結婚費用のための借入
転職後、職場の同僚だった外国人の妻と結婚しました。
その関係で海外に渡航する必要があり、渡航費用・結婚費用のために30万円ほどの借入をしました。
渡航後は、ビザの関係で妻は国に留まり、相談者は1人で帰国。
しばらくの間、一人暮らしをしながら借金を返済していました。
その後、妻が帰国。妻は結婚以前はパートとして勤務していましたが、海外にいた間シフトに入れない状態だったため、退職することになりました。
相談者1人の収入で2人分の生活費を負担しなければならない状態で、結婚生活が始まりました。
しかし、生活費は足りず、それまでに作っていたクレジットカードを使って借入をするようになりました。
外国人との婚姻は、日本人よりお金がかかることが多いです。このような渡航費のほか、アジア圏の国によっては、相当額の援助を求められることもあり、文化によって大きな支出を余儀なくされることもあります。
このような理由で借金を負ってしまって、個人再生や自己破産をする人もいます。
リストラによる退職
しばらく正社員として勤務していた会社ですが、数年後に業績が悪化してしまい、リストラのような形で退職することになりました。
その後はパートとして再就職したものの、収入は8~13万円と不安定なうえ、年収としては60万円ほども減少。
妻も再び働き始めましたが、体が強いほうではなかったため毎月の収入は10万円前後。2人で20万円ほどの収入で、生活はぎりぎりでした。常に生活費が足りず、債務はどんどん増えていきました。
さらにこの頃、通勤に使用していた車の調子が悪くなったため、ローンを組んで中古車を購入しました。
パートに加え、アルバイトも
借入と返済を繰り返す生活に追われていましたが、なんとかお金を作ろうと、相談者は新たにアルバイトも始めました。
パートの時間に重ならないよう、午前3時から7時までの早朝勤務を週5日続けましたが、1年半ほど続けたところで肩を痛めてしまい、やむなく退職。
その後、生活を切り詰めたり、親から援助を受けるなどして返済を続けてきましたが、夫婦の収入だけでは返済は進まない状況でした。
収入を増やすため、稼働時間を増やす副業、深夜アルバイトなどをする人もいます。一時的な資金繰りであればこれで乗り切れることもあるのですが、年齢とともに身体は厳しくなり、長続きする人は少ないです。
個人再生か自己破産かの選択
親に助けてもらうことにも限界があり、収入も上がらないことから、法律相談を受けることにしました。
最初は、個人再生をして少しでも返済したほうが良いのではないかと考えていました。
しかし、相談してみると、個人再生により借金を減額しても、この家計では返済できる余裕はなく、支払いは不能だということがわかりました。
パートやアルバイト収入で何とか生活できているという場合、個人再生の支払期間である3年間、同じ収入が得られるとも限りません。
個人再生により借金をどの程度減額できるかは、借金の総額がいくらか、また財産がどのくらいあるかによって決まってきます。人によりますが、数百万円から1000万円以上の減額を受けられるケースもあります。
ただ、減額があっても、家計によっては返済が難しい場合もあります。
債務整理の無料相談では、相談者の家計や、毎月どの程度返済できそうか等を弁護士が確認し、方針も含めて相談に乗っています。
今回の相談者は弁護士と話をして、無計画に借金をしていたこれまでの生活を反省し、破産申立をして人生の再スタートを切ることを決めました。
個人再生のメリットは、精神的に自己破産を避けたいというものを除けば、一定の財産がある場合に維持できることや、資格制限がないこととなります。
秦野市での自己破産での必要書類一覧
秦野市にお住まいの方の自己破産は横浜地方裁判所小田原支部に申し立てをします。
今回の申立時には以下の書類を提出しました。
- スルガ銀行等の預金通帳
- 給与明細 2か月分
- 妻の給与明細 2か月分
- こくみん共済契約証書・契約証明書
- 自動車保険の保険証券
- 自動車保険の解約返戻金書類
- 賃貸借契約書
- 電気料金支払い領収書
秦野市にお住まいの方でしたので、横浜地方裁判所小田原支部での手続きとなり、同時廃止により免責は許可されています
個人再生にするか自己破産にするか等、方針からのご相談も承っています。ご相談は無料で受け付けています。
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