事例紹介
自己破産ケース紹介
平塚市での自己破産事例

30代 / 男性 / 会社員
借入の理由:オンラインゲーム課金、結婚費用
平塚市にお住まいの30代男性のケースです。
三井住友カードやジャックスなど5社に対し、負債総額600万円の借金が払えずに相談に来ました。
この記事は、
- ゲーム課金などで多額の借金を負ってしまった
- 平塚市にお住まいで自己破産を検討している人
という人に役立つ内容です。
オンラインゲーム課金でカード利用
数年前に、オンラインゲームコミュニティサイトでゲームをしていたところ、キャンペーンでクレジットカード会社の勧誘を受けてクレジットカードを作りました。
そのゲームコミュニティサイトでのアイテム課金をしたり、ETC代の支払いなどショッピング機能利用だけでなく、一時的にお金がない時の補填のためにキャッシング機能も使っていました。
当時は実家で生活していたこともあり、収入の範囲内で支払いができていました。
オンラインゲームコミュニティサイトとは、インターネット上で様々な種類のゲームで遊べたり、ゲームをしている他の人とリアルタイムでやり取りができるサイトです。ゲームとSNSが組み合わさったようなもので、単純なゲーム課金よりも支出しやすく設計されています。
ゲームで遊ぶ際に、ゲーム内で利用することができるアイテムやコンテンツの購入をしたり、ゲームをしている他の人にアイテムを贈ったり。
アイテムは無料でもらえることもありますが、有料の場合は現実のお金を遣って購入します。
それをアイテム課金と言います。
アイテム課金のエスカレート
クレジットカードの利用と同じで、アイテム課金も最初に買うまでは少額でもなかなか手を出せないものです。
でも1度利用すると、こんなものかと一気にハードルが低くなり、利用する回数も金額も増えていきます。
このアイテムに対する課金と同様に、世の中には物理的に手にすることはできなくとも、対価を払って入手できる情報やデータなどで溢れています。
それらを上手に生活に取り入れることができると、とても快適な生活が送れることでしょう。
でも、その物自体が物理的に見えないために得た実感が薄いのか、獲得意欲が駆り立てられるのか。
その使い方を間違えてしまうと収支のバランスが崩れ、支出の崩れる原因になりかねません。
物の購入だと目の前に物が増えていくので、まだ歯止めが聞くのですが、アイテムやデジタルデータだとその実感が乏しく、支出がエスカレートしてしまうこともあります。
収入が不安定に
また翌年には、信販会社でローンを組み、新車を購入しました。
その頃、当時の勤務先の工務店で、仕事がなくなり、収入が不安定になりました。
多い月と少ない月の差が20万円弱と幅があり、不安定でした。
そのため、収入が少ないときには、借入れをして生活費などを補うようになってしまいました。
その後、3カ月程収入がほぼなくなってしまった時期がありました。
そのために、新たに銀行でカードローンの契約して、借金をして食費等に使いました。
勤務先では、仕事が少なかったことが理由なのか、翌年から従業員という立場から自営業扱いにしてくれと言われ、多くの従業員が自営業扱いになり仕事をするようになりました。
結婚のための費用負担
苦しい中で、遠距離交際をしていた妻と結婚。
妻は結婚前は地方に住み、仕事をしていました。
ところが、仕事を解雇されてしまったので、このままでは生活することができません。
そのため、生活費の面倒を見るということで結婚し、一緒に住むことにしました。
ただ、相談者自身の収入も不安定で、貯金もありませんでした。
妻の遠距離の引越費用や、相談者が実家を出て2人で住む家を借りる費用、新居に最低限の家具を購入する費用などは借り入れをして補いました。
それまでの借金を支払っていると、国民健康保険などの税金も払えなくなり、滞納するようになってしまいました。
別々に住んでいる2人が一緒に住むのだから、1人の時に比べて支出は増えますが、各々で払っていた額よりは減ります。
でも、相談者は実家に住んでいたために、1人暮らしの必要経費ほどの金額は実家には入れていなかったでしょう。
加えて、妻は解雇されて無職。
1人分の収入しかないのに、支出がより増えると安易に想像できます。
借金がある状態で、生活費の面倒を見るという話をするよりは、結婚しても、引越し後に仕事をしてもらうことを前提にしていたほうが、家計の破綻にはなりにくかったといえるでしょう。
銀行でのおまとめローン
銀行で新たにローン契約をして、借金をまとめようとしました。
おまとめローンです。
最初に借りていたクレジットカード会社のキャッシングについては完済し、その他の借金も一部返済することはできましたが、全部の借金を一本化することはできませんでした。
キャッシングのみ完済したはずのクレジットカードを使って、再び生活費などのために借入れをしてしまい、結局借金は増えてしまいました。
おまとめローンのメリットは、金利が安くなることがあること、一本化できれば返済が分かりやすくなることと言われます。これに対し、デメリットは、完済したカードで再び借金ができてしまうことです。この誘惑に負けると、おまとめローンだけではなく、再度借り入れにより、借金が倍になってしまうことがあります。このような経緯で破綻してしまう人は非常に多いのです。
徐々に返済が回らなくなり、新たな借金もできない状態に陥ってしまったため、相談に来られました。
平塚市での自己破産申立
平塚市の管轄である横浜地方裁判所小田原支部に同時廃止の申立てをしました。
本件は、オンラインゲームコミュニティサイトで課金していたため、免責不許可事由の「浪費又は賭博その他の射倖行為」に該当する可能性がありました。
ですが、借金が増える前の時期でのアイテム課金であったことや、結婚後はそのゲームもしていないとのことでした。
そのため、借金額には大きな影響を与えておらず、免責不許可事由には当たらないと考えるという弁護士の意見を申立時に出しました。
その意見を汲んでもらえ、そのまま同時廃止で破産手続きが進み、免責許可が下りました。
免責不許可事由としての浪費
破産法では、ギャンブルなどは免責不許可事由とされています。免責不許可事由がある場合、最悪の結論は、免責が不許可になる、すなわち、借金が残るというものです。しかし、実際の運用上は、裁判官の裁量免責が認められることがほとんどですので、不許可になる心配は、よほどの事情がなければしなくて大丈夫です。
ただし、免責不許可事由があると、自己破産の手続きの中でも、簡単な同時廃止ではなく、管財手続きとしてしっかり調査される傾向にあります。管財手続きでは、費用負担が重くなります。
そのため、微妙な事案では、免責不許可事由があるのかどうか、しっかり意見を出しておくべきです。
この点、ギャンブルや浪費があると、免責不許可事由になってしまうと心配される人もいます。しかし、破産法では、浪費やギャンブルにより、著しく財産を減少させ、または過大な債務を負担したことが免責不許可事由とされています。
著しい、過大なという要件があるため、収入・財産に比べて、そこまでいかない支出であれば、免責不許可事由にならないのです。当時の収入、財産から問題ない支出だったのであれば、ギャンブルがあっても、免責不許可事由にはならないと意見すべきなのです。
このような意見を出さずに、安易な自己破産申立てをしてしまうと、本来は、同時廃止で進められたはずの手続きが管財手続きにされ、費用負担が重くなってしまうリスクがありますので、ご注意ください。
平塚市での自己破産で提出した必要書類
・住民票写し
・銀行通帳
・雇用契約書
・生命保険証券 2件
・解約返戻金試算
・オートオークション転売価格通知書
・自動車検査証
・給料明細 2か月分
・確定申告書写し 2年分
・妻 給料明細 2か月分
・妻 生命保険証券
・賃貸借契約書
・家賃引落し口座(妻)通帳
・電気 領収証
・ガス 領収証
・水道 領収証
・携帯 領収証
などです。
同様の事件での必要書類確認に参考にしてみてください。











